もはや必須!?プログラミング教育
知っていますか?
2020年度から実施される新しい学習指導要領では、小学校でのプログラミング教育が必修化されます。
いまや男子中学生のなりたい職業・第1位が、ITエンジニア・プログラマー(※1)。
子どもに習わせたい習い事のランキングでもプログラミングが第1位に輝く(※2)など、
特に子育て世代を中心にプログラミング教育への関心が高まっています。
※1 出典:ソニー生命保険2015年度調査
※2 出典:イー・ラーニング研究所2017年度調査
IT業界では大変なエンジニア不足という事もあり、国をあげてのプログラミング教育熱は
これからもっと高まっていきそうです。
私も小学生の子供を持つ子育て世代、以前からプログラミングのワークショップなどに
興味はあったのですが、なにぶん近所にタヌキやキツネ、猿、イノシシの出没情報が絶えない田舎在住、
プログラミング教室などに子どもを通わそうと思えば、車で片道1時間はかかる距離にしか教室がなく、
そこまでの情熱と時間はなくあきらめていました。
ところが最近近所にできた大手学習塾のチラシからプログラミング講座があるとの情報を見て、
早速子供を体験教室に参加させてみました!
いろいろと湧き上がる疑問・・・
✔ プログラミングって子どもにとって役に立つの?
✔ わざわざ、塾・教室に通わせる意味があるの?
✔ 親がわからないのに、宿題で子どもに聞かれたりしたらどうしたらいいの??
子どもと一緒に色々と塾講師の先生にも聞いてきました👍👍
そもそもプログラミングとは?
「プログラミング」とは、簡単に説明すると、
コンピュータに対して「こうしてほしい」という事を、
コンピューターが理解できる言葉を使ってコンピューターにしてほしいことを命令すること。
「プログラミング」と聞くと専門的なイメージですが、私たちの暮らしを陰ながら支えている、
とても身近な存在です。
難しいプログラミング言語を覚えて、ひたすらパソコンに向かってコードを書いていく・・・
というイメージがあるかと思いますが、
小学校で学ぶプログラミング教育は、コンピューターに意図した処理を行うよう指示する体験し、
そこから論理的な考え方や情報活用能力をはじめとする
「プログラミング的思考」を育むのがねらいです。
実際の体験の様子はというと・・・
使った教材は、SONYのロボット・プログラミング学習キット KOOV(クーブ)でした。
カラフルな色合いのブロックの様な様々な形のパーツ、新しいノートパソコンが準備され、
子どものテンションは上がります😁
分かりやすいイラスト多用の説明書(教本)と、
マニュアル動画も準備され、正直先生がいなくても一人で学習ができそうなキットです。
先生曰く、「私たちはほめるのが仕事みたいなもので、一人で理解できる教材です。」との事。
キットをアマゾンで購入して家で学ばせた方が・・・と思いかけましたが、
そこは小学生やはり自宅で時間も環境も区切りなく学習するのと、学ぶ環境が整っている場所で
学習するのでは意欲も変わってくるだろうと思いなおし、真剣に受講を検討しました。
本来は80分の講座で、一つの完成品を2週にわたって作成するとの事でしたが、
お試しなので、教本にそって一つ完成品を作成し、専用ソフトで動作をプログラミングし、
思うような動きができるか検証しながら学んでいきます。
車輪のついたパーツにカメの形に形成したブロックを合体させカメロボを作り、
前に後ろに、止まったり進んだり、はたまたLEDライトを光らせたり、
動きを工夫しながらプログラミングをするのは、見ていてもとても楽しそうで、
また、左右の車輪の回る速度を変えて曲がる角度を調整し、目的地までカメロボットを進ませて行くのは、
高度な思考力が必要だなと思いました。
プログラミング教室によって費用も違うでしょうし、費用対効果?に関しては
なんとも言えませんが、
ロボットの動きを予想しながらプログラムを作ってみる事によって子どもの思考力を高め、
試行錯誤を繰り返す事によって、問題解決能力を高める手掛かりになるのではないでしょうか?
最後に講座の先生に、実際の小学校でのプログラミングの授業はどんな感じになるんでしょうか?
とお聞きしました。
小学校によっては一人に1台パソコンが準備できず、机上だけでの授業(黒板に書いてプログラミングを学ぶ!?)場合や、
プログラミングがわからない先生が教える場合も想定されるので、
そこまで本格的な形式にはならないのでは?と言われていました。
やはり当面は「プログラミングの概念を学ぶ」ことに重きがおかれる授業になりそうな様子です。
今後、AIなど先進的なテクノロジーが普及していくであろう未来において、
仕事を奪われるか、奪われないかは、プログラミングの心得を持ち、コンピューターを操れる側に立てるかどうかにかかっています。
プログラミングを学ぶ意義として、必ずしもプログラマーやエンジニアになることが
教育の第一目的ではないとはいえ、将来生き残れる職業を選択できるようになる、
というメリットがあるのです。
予測のできない未来において、子どもに将来の可能性を広める為にも、
プログラミング教室、いいかもしれません